シンガポールに徴兵制度がある理由

シンガポールに徴兵制度がある理由

シンガポールに徴兵制度がある理由

シンガポールには兵役制度があります。シンガポール国民の男子は16歳半になると兵役登録を行い、18歳になったら2年間の軍事訓練を受ける義務があります。(もともと2年半でしたが2004年に短縮)永住権を持つ親から生まれた第二世代の男性や二重国籍保持者も対象になっています。

 

訓練

体力テストや適正試験を経て、その結果によって陸海空いずれかの科に配属されます。その後テコン島の軍事トレーニングセンターで過酷な訓練が行われます。2年間の兵役を終えても、予備兵として40歳になるまでは毎年最大で40日間の訓練に参加しなければなりません。

 

徴兵制度がある理由

徴兵制度が始まったのは独立間もない1967年のこと。それまで国土防衛を担っていたイギリス軍が全面撤退を決定したことを受け、自衛の必要に迫られたためでした。

 

中国系、インド系、マレー系など様々な民族集団が入り乱れるこの国で、文化の違いを知るのと同時に、「シンガポール国民」としての一体感を醸成するのに重要な役割を担っています

 

兵役免除

政府の学校に通っている学生、ジュニア・カレッジで加速教育を受けている学生、国のスポーツ強化選手など、正当な理由があれば、兵役を数年遅らせることもできます。

 

拒否した場合

政党な理由がなく兵役につくのを拒否した場合、3年間の投獄もしくは、5000シンガポールドル(日本円で40万円)の罰金という重い罰則が適用されます。

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