シンガポールの罰金事情

シンガポールは東南アジアの国とは思えないほど、市街は清潔に保たれ、落書きもゴミもありません。その背景には日本から見たらやや行き過ぎにも見える、厳格な罰金制度にあります。なぜ厳しい？中国系、マレー系、インド系を主とし、その他世界中からやってきた外国人から構成される多民族国家です。異なる宗教、文化、言語を持つ人々を、シンガポール国民として統制、融和をしていくには、具体的な制裁をともなった厳格な社会規範...

人口密度が高く国土の狭いシンガポール。衛生管理は国をあげて徹底されており、街並みは非常にきれいに保たれています。国内には4つのゴミ処理プラントが存在し、1日数千トンを焼却可能という高い処理能力を持っています。シンガポールの公共住宅（HDB）の住民も、毎月ゴミ処理費用を支払わなければなりません。シンガポール政府は将来的に「ゴミのない社会（Zero Waste Nation）」を目指し、民間企業と連携...

シンガポールではガムを噛むことが禁止されており、販売すらされていません。例外として歯の治療に用いるキシリトールガムや禁煙用のガムが一部の薬局で売られているくらいですが、これも医療上の理由で申請登録を行った人のみが購入可能です。ガムの持ち込みすら法律違反となり、持ち込んだ場合、最大1万シンガポールドル（日本円で80〜90万円）の罰金を課せられます。さらに密輸した場合はその倍近い罰金が課せられます。ガ...

シンガポールでお酒は18歳以上からOKです。日本の法律では20歳以上ですが、シンガポールにいる場合はシンガポールの法律が適用されるので、18歳以上であれば公共の場、レストラン、バーなどでお酒が飲めます。規制2015年4月1日に施行された酒類規制法により夜10時半〜朝7時までは、コンビニやスーパーでのお酒の販売が禁止されています。この時間帯に公の場でお酒を飲むことも同様に禁じられています。この法律が...

シンガポールは共和制の民主主義国家です。政治を担当する国会議員は国民による投票で選ばれます。・シンガポール国民であること・21歳以上であること・シンガポール居住者であること・選挙資格を失っていないこと４つの条件に該当する者に選挙権が与えられます。投票日は祝日・休日になります。投票義務シンガポールは義務投票制を採用しており、法律により選挙は事実上強制参加となっています。投票が免除されるのは、海外勤務...