シンガポールのゴミ事情

シンガポールの罰金事情@〜ゴミのポイ捨て〜

シンガポールの罰金事情@〜ゴミのポイ捨て〜

人口密度が高く国土の狭いシンガポール。衛生管理は国をあげて徹底されており、街並みは非常にきれいに保たれています。国内には4つのゴミ処理プラントが存在し、1日数千トンを焼却可能という高い処理能力を持っています。シンガポールの公共住宅(HDB)の住民も、毎月ゴミ処理費用を支払わなければなりません。

 

シンガポール政府は将来的に「ゴミのない社会(Zero Waste Nation)」を目指し、民間企業と連携して3R(リユース、リデュース、リサイクル)リサイクルの普及活動も進めています。

 

ポイ捨ては罰金

シンガポールにおいてゴミのポイ捨ては罰金の対象です。初犯の場合は最高1000ドル。再犯の場合は最高2000ドルと清掃作業が課せられます。特に有名な観光地では取り締まりが厳しいですので、観光客は知らなかったでは済まされません。
ポイ捨て以外にも、衛生面に関する罰金対象としては、具体的にはガムの持ち込み、路上に唾を吐く、鳥の餌槍、喫煙所以外での喫煙などがあります。小国で資源も少ないシンガポールは、世界中から人材を呼び寄せる必要がありました。そのために環境の整備を喫兼の課題として、かなり厳しい罰金制度を設けたのです。

 

不衛生な場所もある?

ただシンガポールが隅から隅までゴミ一つない清潔な場所かというとそうでもないです。観光地から外れたローカルエリアでは、食べかすやタバコの灰ガラなどそれなりにゴミも多く、監視の目が届かない場所だと、ポイ捨ては珍しくないようです。

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