シンガポールではなぜガムが禁止なの？

シンガポールではガムを噛むことが禁止されており、販売すらされていません。例外として歯の治療に用いるキシリトールガムや禁煙用のガムが一部の薬局で売られているくらいですが、これも医療上の理由で申請登録を行った人のみが購入可能です。
ガムの持ち込みすら法律違反となり、持ち込んだ場合、最大1万シンガポールドル（日本円で80〜90万円）の罰金を課せられます。さらに密輸した場合はその倍近い罰金が課せられます。

 

ガムが禁止の理由

シンガポールでガムが禁止なったきっかけは、シンガポール地下鉄MRTで、ドアにガムが貼り付けられ、センサーが動作せず、全線がストップしたという事件にあります。しかしそれ以前から、アスファルトにガムの吐き捨てで真っ黒になり美観を損ねる、鍵穴や郵便受けにガムを貼り付けるイタズラなどがあり、除去費用が莫大になり頭を悩まされていました。シンガポールは天然資源のない小さな国で、優秀な人材を世界中から誘致する必要があるので、その妨げになるようなことは何より避けねばならないのです。

 

ガムを持っていってしまった場合…

もしもガムを持って日本を出国した場合、入国審査の前に破棄しなければなりません。うっかり所持して入国し、万が一それがばれた場合、知らなかったではすみません。よほどの理由がなければ、そもそもガムを持って行かないことをおすすめします。