シンガポールの言語紹介@英語

シンガポールの言語紹介@英語

シンガポールの言語紹介@英語

シンガポールは四つの言語が公用語となっていますが、ビジネスや教育の現場で圧倒的に多用され、事実上シンガポール国民の共通語として使われているのは英語です。家庭内で使われている言語としても、英語の割合が最も高いです
教育現場では英語を共通語として、それぞれの母語を学ぶという二言語化政策が導入されており、ほとんどの国民はバイリンガルもしくはトライリンガルです。シンガポールは世界有数のグローバル企業の拠点ですが、世界共通語である英語が第一言語になっていることが、世界中から外国人労働者や起業家が集まってくる理由の1つになっています。

 

英語が第一言語になった理由

シンガポールは19世紀初めから第二次世界大戦直後までイギリスの植民地だったため、もともと英語は浸透していました。そして独立直後の、冷戦まっただ中の情勢で、リー・クアンユーは西側諸国とうまくやっていくためというのと、世界中から優秀な人材を誘致したいとい目的で、英語を第一言語にすることに決め、英語によるイギリス式教育を開始したのです。
同時に国民1人1人の子供の親に、英語と各自の母語どちらを選んでも良いという選択肢を用意し、中国系、マレー系、インド系など異なるそれぞれの民族を尊重しつつ、英語を価値観の違いを超えて意思疎通をとるための重要なコミュニケーションツールにしました。複合民族国家でありながら、互いの価値観を尊重し、協力しながらここまでこれたのは、英語という共通語のおかげともいえます。

 

シングリッシュの特徴

ほぼ全てのシンガポール国民は英語を話すことができますが、イギリスやアメリカのような流暢な英語というのではなく、それぞれの母語の影響を受けたシングリッシュという独特の英語を話すことでも有名です。

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