シンガポールの民族衣装の特徴とは?

シンガポールの民族衣装の特徴とは?

シンガポールの民族衣装の特徴とは?

シンガポールの民族衣装としては、プラナカンの女性用民族衣装であるサロン・ケバヤが有名です。ケバヤはアラブ地域の衣装に起源を持ち、マジャパヒト王国の宮廷で女性貴族が着用していた衣装です。シンガポールだけでなく、インドネシアやマレーシア、ブルネイでも着られています。

 

※プラナカン・・・15世紀以降にマレー半島に移住してきた中国系住民の末裔のことです。中国にルーツを持ちながら、中国系文化に現地のマレー系文化、ヨーロッパ文化を融合させた、独自のハイブリッド文化を持つことで知られます。

 

サロン・ケバヤの特徴

ブラウスとワンピースを組み合わせたような薄手の衣服で、バティックの透けた生地、花柄の刺繍、ビーズ、レースで飾られた、東南アジアらしいエキゾチックで華やかな文様と色彩が印象的です。前を閉めるボタンはなく、クロサンと呼ばれる三連のブローチで留めます。(ブローチも金細工のもの、銀細工のもの、真珠つきのものなど様々)

 

シンガポール航空のCA(通称シンガポール・ガール)の制服もサロン・ケバヤをモデルにし、フランス人ファッションデザイナーにデザインされたものです。体にピッタリフィットし、線を強調するようなデザインになっています。

トップへ戻る