シンガポールのケーブルカーの乗り方

シンガポールのケーブルカーの乗り方

シンガポールのケーブルカーの乗り方

シンガポールにおける実用とアトラクションを兼ね備えた交通手段としてケーブルカー(ロープウェイ)があります。ケーブルカーはシンガポール南部に設置されており、港上空、海上を通り、シンガポール島とセントーサ島を結んでいます。

 

路線距離は1.6kmで、駅数は3つ(マウント・フェーバー、ハーバ・フロント、セントーサ島)。途中、セントーサ島の豊かな緑、オフィスビル群やマーライオン…などなどシンガポールらしさを象徴する様々な景観を楽しむことができます。

 

ケーブルカーの料金

午前8時30分から午後11時まで運行。定員は大人6名で、1時間あたり最大1400人を輸送可能です。往復料金は日本円にして2000円以上です。同じ距離でも数百円で済むモノレールと比べたら、料金は決して安くはありません。しかし移動ついでに素晴らしい眺めを楽しむことができるので、それだけの価値はあると思います。

 

事故

ケーブルカーは1974年開業し、しばらくは安全に操業していましたが、1983年6月29日に2つのキャビンが55m下の海に落ち、7人が死亡する開業以来初めて起こった死亡事故がありました。

 

シンガポールには世界中から船が集まる有数の港。石油採掘船がロープウェイの下を通過するさい、ケーブルに衝突してしまったのです。(石油採掘線は高いと100mを超えます)無事だった4つのキャビンにも13人が閉じ込められ、救出に時間を要しました。

 

しかし、これ以来2020年までこのような大きな事故は起きていません。強風時には営業を中断するなど安全を徹底しています。

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