シンガポールが警察国家と呼ばれる理由

シンガポールの警察〜警察国家と呼ばれる理由〜

シンガポールの警察〜警察国家と呼ばれる理由〜

シンガポールの治安の良さは世界でもトップクラス。経済状況からそもそも生活費に困り犯罪に走る人が少ないことや、厳しい罰則が抑止力になっていることもありますが、市民が熱い信頼を寄せる有能な警察の存在も犯罪防止に繋がっています。シンガポールの警察組織は、1820年にシンガポール提督のウィリアム・ファークアーによって初めて創設されました。

 

業務

市街警備と治安維持が主な仕事です。特に過去に電車で爆破テロ事件があったことから、MRTを始めとした公共交通機関では重点的に警察が警備を行っています。

 

交番

シンガポールでは交番のことをNPP(Neighbourhood Police Post)と呼びます。80年代に高層住宅の立ち並ぶニュータウンで犯罪が多発していたことをうけ、日本と同様の交番制度を導入が始まりました。今では全国91か所に設置されています。

 

組織

計17の部署が存在し、島内6つのエリアそれぞれに、地域警察本部があります。空港警察、交通警察、沿岸警備隊、特殊部隊STARなどで構成されています。

 

人員

職業警察官の数は7000人ほどと、さほど多くはありません。そこまで人員を投入しなくてもいいのは、顔認識システムが搭載されているCCTVと呼ばれる監視カメラが全国150万台も設置されているためです。少なくとも公共の場にいる人の行動はすべて監視されています。かなりの監視社会といえますが、犯人の検挙に大いに貢献しています。

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