シンガポールのエネルギー産業

シンガポールのエネルギー産業の特徴

シンガポールのエネルギー産業の特徴

シンガポールの主なエネルギー源は天然ガスで、それによる火力発電により国内の消費電力のほとんどをまかなっています。

 

天然ガスの供給は、国の経済活動の生命線ともいえますが、大部分はインドネシアやマレーシアなど海外から輸入しています。過去インドネシアからの供給が乱れたことで、数時間のブラックアウトが起こったことがあります。

 

このような出来事がきっかけとなり、天然ガスを貯めておくタンクが建設されたり、水や食料と同様に、生活に欠かせないエネルギー資源の海外依存の見直していこうという気運が高まっています。

 

将来の代替エネルギーとは

代替エネルギー源として最も有力な候補なのが太陽光発電です。シンガポールは赤道直下に位置し、太陽光が降り注ぎやすいという環境なので、必要な条件が整っています。
太陽光発電への投資も増えており、シンガポール政府は2030年までに太陽光発電容量を7倍以上に増やし、総電力需要の4%をまかなえるようになることを目標としています。
建物の屋上や壁面、貯水池や沖合いの海上などあらゆる場所にソーラーパネルを設置することで、供給効率を最大化させる計画です

 

電力自由化

2001年に法人向けの電力自由化が始まり、2018年11月から、家庭向け電力の段階的な自由化が始まりました。

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