シンガポールと台湾の関係
シンガポールは70年代に中国との国交をスタートさせましたが、「1つの中国政策」を支持し、台湾独立に反対する立場をとっていたため、台湾と正式な国交は結んではいませんでした。
しかし経済・軍事を中心に、実質的には外交関係を深めていました。例えばシンガポールは国内に訓練地を持たないため、70年代よりシンガポール軍の訓練を台湾で受け入れています。また同時期リークアンユー首相と蒋経国総統が親密な関係を結ぶなど、シンガポールは台湾の立場も最大限尊重するバランス外交を徹底し、中国、台湾との関係両立に最も成功している国になりました。
貿易
台湾は最も重要な貿易相手国の1つで、年間貿易額では隣国のインドネシアを上回ります。2013年には貿易協定を締結しています。
文化交流
シンガポール国民には文学、映画、グルメなどをはじめとした台湾文化も好まれており、生活水準の高いシンガポールは、台湾人にとっての憧れの国でもあります。