シンガポールと日本の関係

シンガポールと日本の関係

シンガポールと日本の関係

シンガポールと日本は経済的、政治的、歴史的にとても深い関係にあります。地理的に近い位置にあり、時差は1時間程度しかありません。
70年代以降、アジアにおける交通の要所として発展すると、多くの日本企業もシンガポールに進出していきました。以降、在留邦人の数は急激に増えていき、2020年現在、3万人程度の日本人がシンガポールで暮らしています。

 

太平洋戦争

第二次世界大戦では1942年2月にイギリス植民地だったシンガポールを日本軍が占領。イギリスに代わって支配、昭和の時代に獲得した南の島ということで「昭南島」に改名しました。シンガポール華僑粛清事件が象徴するように、苛烈な軍政が敷かれ、「反日分子」を徹底的に弾圧しました。

 

太平洋戦争後

日本敗戦後は、1947年までに全ての日本人が帰国。シンガポールは再びイギリス植民地に戻りましたが、独立運動が活発化し1958年にイギリスからの自治権を確立。1965年8月9日にマレーシアから分離する形で独立国となり、日本もそれを承認しました。1966年4月26日に国交が結ばれました。日本も自国の経済発展のモデルを提供したことで、日本とシンガポールの関係はおおむね良好になっています。

 

文化交流

2009年には日本文化(ファッション、デザイン、グルメ、伝統工芸、音楽、映画、アニメ、漫画など)の魅力を発信するジャパン・クリエイティブ・センター(JOC)が設立されるなど文化交流も加速しています。

 

貿易

第一次世界大戦の勃発でヨーロッパからの物資の供給がストップしたことで、シンガポールは日本からの輸入に頼るようになりました。今ではシンガポールにとって日本は第五の貿易相手国です。日本からシンガポールへは半導体など電子B品、機械類、鉄鋼、繊維などを輸入、シンガポールから日本へは石油製品、機械類などを輸出しています。

 

経済

シンガポールは日本の第三位の直接投資国です。2002年に結ばれた「日本・シンガポール新時代経済連携協定」は日本が初めて締結した経済提携協定でもあります。

 

シンガポールと縁のある日本人

山本音吉(1819年〜1867年)は初めてシンガポールに居住した日本人。彼はスコットランド系の女性ルイーザと結婚し、1862年に彼女の故郷シンガポールに移住。1867年に病死するまで余生を過ごしました。

 

歴史

1957年
シンガポール日本人会設立

 

1969年
シンガポール日本商工会議所が設立。

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