シンガポールとインドの関係

シンガポールとインドの関係

シンガポールとインドの関係

多民族国家シンガポールにおいて、インド系住民は中国系、マレー系に次ぐ3番目に大きな民族グループです。そもそも「シンガポール」という国名はインドのサンスクリット語「シンガプーラ(ライオンの町)」を英語読みにしたものと知っていましたか?

 

歴史

19世紀にイギリスに植民地化されたシンガポールが、アジア貿易の自由港として発展すると、インド南部から多くのインド人移民が流入しました。今シンガポールに暮らすインド系住民は彼らの3世、4世にあたります。
この時期を境に、インドの言語、宗教、食、ファッションといった文化がシンガポールにもたらされ、この国の文化や政治に少なくない影響を与えてきました。ビジネス、芸能、政治、映像、シンガポールで活躍するインド系住民はあらゆる業界で見られます。
また近年は、アジアの金融ハブとして存在感を強めるシンガポールに、高学歴のインド人ビジネスマンが移住してくるケースも多くなりました。
2015年5月にはこのリトルインディアにインディアン・ヘリテージ・センター(Indian Heritage Centre)というインド系住民の歴史にフォーカスした施設が作られました。

 

シンガポールのインド文化

インド系シンガポール人(Indian Singaporean)の6割はタミル語を母語とするタミル族です。タミル語は英語、中国語、マレー語に次ぐ第四の公用語となっています。
シンガポール料理には南インド系のものも多いです。また毎年インド系のフェスティバルも開催され、賑わっています。

 

リトルインディア

リトルインディア(Little India)はシンガポール最大のインド系コミュニティエリアとして知られます。インド系の食料店、雑貨店が立ち並び、インドらしく香料の香りが漂っています。

トップへ戻る