シンガポールとアメリカの関係

シンガポールとアメリカの関係

シンガポールとアメリカの関係

シンガポールとアメリカは経済的な結びつきが強い国同士です。アジア貿易の中継点として繁栄するこの地に、多くのアメリカ企業が進出しました。

 

第二次世界戦後の関係

両国の関係は冷戦時代にまで遡ります。戦後、アメリカが東南アジアにおいて軍事行動を活発におこなっていたのに対し、シンガポールは非同盟中立という観点から、反米的な姿勢を強く打ち出していました

 

シンガポールの独立直後、CIAがシンガポール政府の役人を買収して、情報を得ていたこと発覚したのもその空気に拍車をかけました。当時の首相であるリー・クアンユーはこういったアメリカのやり方を強く批判していました

 

親米路線への転換

シンガポールは創設以来、国土防衛をイギリスに依存していましたが、独立後にイギリスが全面撤退を決定したため、以後自国の防衛手段をどうするか課題になりました。
そこでシンガポール政府は方針転換を行い、軍事的援助と引き換えに、アメリカの東南アジアにおける軍事行動を支持するようになったのです。アメリカにとっても、マレー半島の先端に位置し、アジア貿易の中継点だったこの地は、軍事的に重要な意味を持っていました。両国は利害の一致で軍事協力を行うようになりました。
シンガポールは自国で武器兵器を製造する力があまりないので、戦闘機や軍艦など軍事的に重要性の高い兵器は主にアメリカから購入しており、緊密な軍事関係は現在でも続いています。

 

現代

近年は特にインターネットの分野でも協力が行われるようになり、サイバー攻撃対策などセキュリティシステムの構築に力を入れています。

 

https://singainfo.com/?p=5192

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