シンガポールの宗教事情C〜ヒンドゥー教編〜
シンガポールにおいてヒンドゥー教は、仏教、キリスト教、イスラム教、道教に次ぐ第四の宗教です。ディーパバリ、タイプーサムといったヒンドゥー教にまつわる行事も毎年開催され、盛り上がっています。
ヒンドゥー教とは
ヒンドゥー教はインドを中心に、東南アジア、南アメリカ、東アフリカなどでも信仰されている宗教です。信徒は10億人を超えるといわれます。三大神である破壊神シヴァ・繁栄神ヴィシュヌ・創造神ブラフマーが信仰の中心です。インドの宗教文書「ヴェーダ」が進化したたものです。
布教の歴史
シンガポールへは、シュリーヴィジャヤ王国時代における貿易を通じて7世紀頃伝わったとされていますが、19世紀にシンガポールに移住してきた南インド人により本格的な普及が始まりました。移住者の多くは、イギリス東インド会社に雇われた労働者とその家族で、1931年には人口の約5.5%を占めるほどに増大していました。
寺院
シンガポールにある30以上のヒンドゥー教寺院には、様々な神や女神が祭られています
スリ・マリアマン寺院
1827年に建設されたシンガポール最古のヒンドゥー教寺院。チャイナタウンの一角にあり様々な神や動物の装飾と、カラフルな外観が大変印象的です。ヒンドゥー教とが祈りを捧げている姿を見ることができます。