シンガポールのマレー人の歴史〜国内第二の民族集団〜

シンガポールのマレー人の歴史〜国内第二の民族集団〜

シンガポールのマレー人の歴史〜国内第二の民族集団〜

シンガポールにおいて中国系住民に次ぎ多いのが、マレー半島、ジャワ島、バウェアン島などにルーツを持つマレー系住民です。そもそもシンガポールはもともと「シンガプーラ」と呼ばれるマレー系漁民の漁村で、のちにイギリスの植民地となり、大量の中国人が流入してくるようになるまでは、マレー系がマジョリティの地域だったのです。

 

シンガポールはもともとマレーシアの一部であり、マレー系優遇政策を進めるマレーシア政府と、華人の権利平等を訴える人民行動党の間で対立が激化したことから、華人の中心地だったシンガポールが事実上追放される形で分離独立にいたった経緯があります。国による民族融和の努力もあり、このような歴史があっても、現在中国系とマレー系が対立することなく、共存することができています。

 

マレー人の言語

マレー語はシンガポールの公用語であると共に、唯一の国語に指定されています。日常語で使われるのは圧倒的に英語にも関わらず、マレー語が国語に設定されているのは、資源がほとんどない小国であるシンガポールが生き残るには、マレー語圏の周辺国との繋がりが必要不可欠であったからです。

 

マレー時の宗教

マレー系の人々の多くはイスラム教を信仰しています。ヒジャブをかぶったマレー系の女性を見かけることは多いです。

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