シンガポールの小学校事情

シンガポールの小学校事情

シンガポールの小学校事情

シンガポールにおける初等教育、いわゆる小学校はプライマリースクールと呼ばれており6歳から12歳までの6年間の義務制となっています。授業は午前と午後の二部に分けて行なわれ、週5日制になっています。1学期は1月から5月まで。2学期は7月から11月まで。1期と2期それぞれのタームの間にも短期休暇があります。

 

教育内容

小学校では特にバイリンガル教育(英語と母語)と算数の教育に力を入れています

 

卒業

初等教育修了試験(PSLE)が行なわれます。これは1980年に導入が始まったストリーミング制であり、この成績によってExpress、Normal(Technical)、Normal(Academic)いずれかのコースに振り分けられます。6割ほどの子供がExpressという最上位の4年制の中等教育コースに進むことになります。

 

※試験の合格率は98%で、どのコースにせよほとんどの子供は進学できます(逆にいえば2%ほどの子供は進学できていません

 

シンガポールでは今まで、この小学生卒業時の成績により将来の進路の大部分が決まっていました。しかし初等教育時点の結果だけで、長期的な進路を決定してしまうことはいかがなものかという声が高まったため、制度は2024年から段階的に廃止していくことを決定しています。今後はG1,G2,G3の3つのレベルに分け、科目別の教育を提供していく予定のようです。

 

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