シンガポールの環境問題への取り組み

シンガポールの環境問題への取り組み

シンガポールの環境問題への取り組み

シンガポールには天然の森も湖もほぼありません。もともと熱帯雨林原生林が生い茂っていましたが、イギリスによる植民地化・都市化にともないそのほとんどは伐採され消滅しました。その分、環境保護に高い意識を持つ国民も少なくありません。世界遺産にも登録されているシンガポール植物園には、唯一この国の原生林が残されており、植物研究と環境保護を同時に行なっています。

 

排ガス

シンガポールは国土が狭いほか、公共交通機関が発達しているため、自動車の交通量はそこまで多くなく、排ガスによる深刻な大気汚染は起きていません。

 

温室効果ガス

現在世界的に行われている二酸化炭素排出抑制への取り組みに関しては、政府は2030年までに05年より36パーセント削減する方針を表明しています。

 

大気汚染

インドネシアや東南アジアでの山火事や焼き畑などが原因で起こる、ヘイズと呼ばれる「煙霧」がシンガポールに及ぶことがあり、煙害として問題となっています。
毎年4〜10月くらいの乾期に風向き次第で起こり、ヘイズが発生すると、街中に白いもやが起こり視界が悪くなるほか、焦げたにおいや、目や鼻の粘膜、呼吸器官などへの健康被害が報告されています。ヘイズで視界が悪くなることによりフライトがキャンセルされることもあり、経済活動に少なくない影響がでる社会問題の1つです。

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